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外来

アルコール外来

アルコール依存症に対する治療を行っています。大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで、お酒がないといられなくなる状態が、アルコール依存症です。その影響が精神面にも、身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。アルコール依存症の患者さんは受診を拒否することも多く、ご家族だけの相談も受け付けております。ご家族が受診をすすめるときはお酒を飲んでいないときに冷静に落ち着いて治療をすすめてください。「あなたのお酒の飲み方が心配だから一緒に病院に行ってほしいのだけど」等の声かけをします。注意しすぎたり、ガミガミ言ったり、脅したり、監視しすぎることは本人の反発を招き逆効果になることがあります。お電話でご予約ください。初診予約専用ダイヤルは0120-57-2161です。

患者さんが受診できない、または受診する意思のない場合

まずはご家族だけ相談に来ていただきます。心理士によるCRAFTという家族支援プログラムを受けていただき、ご家族がより適切に患者さんに対応する力をつけていただき、患者さんの受診を目指します。

本人が受診可能な場合

外来通院治療

定期的な通院をしていただき、現在の飲酒状況に問題がないかなどを話し合います。節酒または断酒を目指します。断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)などの自助グループを紹介します。お薬を使用する場合もあります。
岐阜県の断酒会やAAなどの情報については「岐阜県精神保健センター」のホームページをご覧ください。

入院治療

外来では断酒することが困難で様々なトラブルを繰り返したりする場合は入院治療を行います。原則として本人同意が必要です。アルコールリハビリプログラムと呼ばれており、50日間のプログラムです。

CRAFT(クラフト) アルコール依存症の家族支援プログラム

このプログラムは、アルコールのない生活の方が実りが多いと思えるよう、環境を変えることが目的です。まだ受診していない患者様のご家族も利用でき、臨床心理士が個々の家族に応じて対応します。

主な内容
  1. 問題行動の分析
  2. DVの予防~対処
  3. コミュニケーションスキルの改善
  4. 望ましい行動を強化する
  5. 望ましくない行動を強化しない
  6. 家族自身の生活を豊かにする
  7. 本人に治療を提案する

※順番通りではなく、ご希望のところから始めることができます。

実施日時

水曜日・祝日以外の9~16時(各自、相談に応じます。)

ご利用にあたって

参加を希望される方は主治医にご相談ください。
本人が未受診の方も、利用できます。未受診の場合は、まずは医療福祉相談室までご連絡ください。(TEL:0584-57-2511)

アルコールリハビリプログラム

アルコール依存症について

「アルコール依存症」いう名の【病気】があります。
この病気は身体的不調だけでなく、社会的な信用の失墜や家庭の崩壊を招くこともある軽視できない病気です。
しかも多くの場合、本人のみの努力や家族の制止で治ることはありません。

お酒(アルコールの害)

お酒を適度な量だけ飲んでいる内は問題ありません。
しかし、適度な量を越えて飲むようになり、それが続くと色々な問題がでてきます。

  • 身体的な問題
    • 認知症
    • 肝臓疾患(脂肪肝、アルコール性肝炎、肝硬変)
    • アルコール心筋症
    • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
    • 胃がん、食道がん、喉頭がん
    • 骨(骨がもろくなってしまう)
    • 皮膚症状(酒やけ)
    • 糖尿病(失明・腎不全・手足の壊死)
  • 社会的な問題
    • 社会的信用の低下
    • 欠勤や失職
    • 飲酒運転、交通事故
  • 家庭的な問題
    • 暴言・暴力
    • 経済的困窮
    • 安心できる場所(家庭)の崩壊

このような問題を放っておくと…。

家庭や社会からの孤立
身体的な問題の重篤化
家族は疲れ果て、本人は孤立します

「アルコール依存症」は脳の病気です。適切な治療が必要となります。

アルコール依存症から回復するには?

アルコール依存症からの回復の基本は「断酒」です。その一助として断酒会など自助グループに参加することも有効です。本人はもちろん家族もアルコール依存症に対する知識を持ち、どのように回復していくのかをイメージできることが必要となります。


アルコールリハビリプログラム(ARP)

アルコールリハビリプログラム(ARP)

ARPは50日間入院をして行うプログラムです。

ARPでは「アルコール依存症」に関する知識の習得や断酒の必要性や意欲の向上を図ることができます。またARP中に断酒会に参加しますので断酒会の雰囲気を知ることができます。
ARPの基本はミーティングです、他のメンバーの話を聞いたり、自分の事を話したりして振り返り、自分自身の整理をします。

ARP週間予定表
  AM PM
月曜日 8:25~
断酒ミーティング
9:30~
エクササイズ
グループミーティング (注1)
火曜日 (注1) DVD学習
水曜日 アルコール読書会 アルコール勉強会
木曜日 アルコール勉強会 卓球(自由参加)
金曜日 (注1) 治療ミーティング
土曜日 (注1) (注1) 第1・3・5
土曜日
外泊
日曜日 第2、第4
家族ミーティング
第2、第4
合同断酒会
※(注1)の行事予定欄は病棟行事に準じます。
※午前のプログラムは10時~11時30分
※午後のプログラムは13時30分~15時
 (治療ミーティングのみ15時~16時分)
※外泊は、プログラム開始から7日間を経て毎月第1・3・5土曜日
※ARPの外泊に行かない場合、外泊に行っていないメンバーで断酒ミーティングを行ってください。
※木曜日午後の卓球はない場合があります。
ARPのプログラムについて
  • 〔断酒ミーティング〕
    毎朝メンバー全員が、断酒ルーム縄のれんに集まり「心の誓い」「断酒の誓い」を読んで、今日の目標と昨日の反省をしていただきます。
  • 〔エクササイズ〕
    月曜日~土曜日までの毎日、体操を行ないます。
    南病棟で行っているエクササイズに参加していただきます。エクササイズは南病棟閉鎖ゾーンのエレベーターホールで行っています。出入りは詰所前の仕切り戸からとなります。出入りの際は南病棟職員に声をかけてください。
  • 〔DVD学習〕
    アルコール依存症に関するDVDを鑑賞し、最後に感想を述べてもらいます。
  • 〔アルコール勉強会〕
    「アルコール依存症」についてテキストで勉強します。
    テキストは、「回復のためのミニガイド」を12種類使用します。
    ※入院時に購入していただきます。 (価格:1冊157円)
  • 〔読書会〕
    アルコール治療室に置いてある本から一冊を選んで読んでいただきます。
    次週の読書会までに自分の感想や意見をまとめ、読書会終了時に職員に提出してください。
    後日、医師のコメントを添えお返しします。
  • 〔グループミーティング〕
    メンバー相互でアルコールに関しての事柄を話し合い、アルコールに対しての認識を高め、断酒への心構えを育てます。進んで意見が述べられるよう心掛けてください。
  • 〔治療ミーティング〕
    医師を交えアルコールに関しての事柄を取り上げてミーティングを行います。自分の意見をはっきりと話せるよう心掛け、他のメンバーの話もよく聞いてください。
  • 〔家族ミーティング〕
    「回復のためのミニガイド 自助グループはなぜ必要か?」と「CRAFT 7つの対処法」をテキストとして利用しながらミーティングを行い、自助グループやアルコール依存症の人への対処法についての理解を深めます。
    ※参加はご家族のみです。
  • 〔南スポーツ(卓球)〕(自由参加)
    木曜日に南病棟で行われている南スポーツ(卓球)に参加していただくことが可能です。プログラムがない場合があります。作業療法プログラム表でプログラムの有無をご確認ください。
  • 〔合同断酒会院内例会〕
    断酒会例会は「体験談に始まり、体験談に終わる」と言われます。
    今までの自分のお酒についての体験(酒歴、失敗談他)を自らメンバーに語り、又メンバーの体験談に耳を傾ける事で、お酒に溺れていた自分を見つめ直し、断酒への心構えを育てます。リーダーの指示に従い会場に集合してください。
    テキストとして「酒の害と断酒会」を使用します。
    尚、断酒例会にはメンバー、職員の他に西濃断酒会のメンバーが参加されます。
  • 〔外泊〕
    外泊は定期的に行っていただきます。プログラム開始後7日を経た、第1、3、5、土曜日9時半以降から日曜日の午後4時 迄の1泊2日とします。外泊の際は、外泊中の生活をお渡ししますので、外泊中の状況を記入し、提出してください。
    • 外泊に行く前に「外泊の目標」をたててもらいます。
    • あなたの病状やその他の理由で、延期又は中止する場合があります。
    • 外泊、外出の帰院時、明らかに飲酒が認められた場合アルコールチェック をさせていただくことがあります。
アルコールリハビリプログラム(ARP)を利用するには

ARPは入院をして行うプログラムです。
診察を受けていただき、主治医にARPを利用したい事をご相談ください。

ARPについては(0584)57-2511(代)までお問い合わせください。