アルコール外来アルコール依存症に対する治療を行っています。大量のお酒を長期にわたって飲み続けることで自分の意思ではお酒の飲み方をコントロールできなくなる病気がアルコール依存症です。その影響が精神面にも身体面にも表れ、仕事ができなくなるなど生活面にも支障が出てきます。アルコール依存症の患者さんは受診を拒否することも多く、ご家族だけの相談も受け付けております。ご家族が受診をすすめるときはお酒を飲んでいないときに冷静に落ち着いて治療をすすめてください。「あなたのお酒の飲み方が心配だから一緒に病院に行ってほしいのだけど」等の声かけをします。注意しすぎたり、ガミガミ言ったり、脅したり、監視しすぎることは本人の反発を招き逆効果になることがあります。 患者さんが受診できない、または受診する意思のない場合まずはご家族だけ相談に来ていただきます。心理士によるCRAFTという家族支援プログラムを受けていただき、ご家族がより適切に患者さんに対応する力をつけていただき、患者さんの受診を目指します。 本人が受診可能な場合外来通院治療定期的な通院をしていただき、現在の飲酒状況に問題がないかなどを話し合います。節酒または断酒を目指します。断酒会やAA(アルコホーリクス・アノニマス)などの自助グループを紹介します。お薬を使用する場合もあります。「アルコール回復支援プログラム」への参加をおすすめします。 入院治療外来では断酒することが困難で様々なトラブルを繰り返したりする場合は入院治療を行います。原則として本人同意が必要です。アルコールリハビリプログラムと呼ばれており、50日間のプログラムです。 CRAFT(クラフト) アルコール依存症の家族支援プログラムこのプログラムは、アルコールのない生活の方が実りが多いと思えるよう、環境を変えることが目的です。まだ受診していない患者様のご家族も利用でき、臨床心理士が個々の家族に応じて対応します。 主な内容
※順番通りではなく、ご希望のところから始めることができます。 実施日時水曜日・祝日以外の9:00~16:00(各自、相談に応じます。) ご利用にあたって参加を希望される方は主治医にご相談ください。 アルコール回復支援プログラム(外来、デイケア)デイケアにて毎週日曜日に実施する、アルコール依存症の方のための治療プログラムです。 内容基本的にスタッフと共にSMARPPのテキストに沿って進めますが、参加者それぞれの生活を振り返り、和やかに話ができる時間を設けています。 実施日時毎週日曜日(祝日除く) 午前10:15~11:45 アルコールリハビリプログラム(入院)アルコールリハビリプログラム(ARP)ARPは50日間入院をして行うプログラムです。 ARPでは「アルコール依存症」に関する事や断酒の必要性、飲酒をしないようにするための方法などを学びます。また、ARP中に断酒会に参加しますので断酒会の雰囲気を知ることもできます。 ARP週間予定表
※(注1)の行事予定欄は病棟行事に準じます。
※午前のプログラムは10:00~11:30 ※午後のプログラムは13:30~15:00 (治療ミーティングのみ15:00~16:00) ※外泊は、プログラム開始から7日間を経て毎月第1・3・5土曜日 ※ARPの外泊に行かない場合、外泊に行っていないメンバーで断酒ミーティングを行ってください。 ※木曜日午後の卓球はない場合があります。 ARPでは下記のようなプログラムを行います。
アルコールリハビリプログラム(ARP)を利用するにはARPは入院をして行うプログラムです。 ARPについてのお問い合わせ |