よくある質問
病気についてQ&A
まずは無理せずゆっくり休むことが重要です。完全な休養ができない場合でも仕事や家事の負担を減らすよう工夫しましょう。無理に気分転換をしようとして余計疲れてしまうこともありますので気をつけましょう。ご家族は患者さんをはげましたり、責めたりしないようにしましょう。お薬が有効な場合も多いですが、お薬によっては吐き気、眠気、便秘等の副作用が出現することがありますので主治医と相談しながら自分にあった薬を探しましょう。自宅で休養ができない場合は入院して休養することもできます。当院のストレスケア病棟は全室個室であり、病院は緑に囲まれ自然も豊かです。お薬以外の治療法として、入院・外来患者さんを対象とした集団認知行動療法を行っています。うつが長引き、復職できない患者さんを対象としてリワークセンターにて復職支援プログラムを行っています。
統合失調症、統合失調感情障害、双極性障害(躁うつ病)、うつ病、うつ状態、気分変調症、不眠症、神経症、適応障害、不安障害、パニック障害、社交不安障害、強迫性障害、過呼吸、心身症、身体表現性障害、認知症(アルツハイマー型、前頭側頭型、レビー小体型、血管性)、せん妄、老年精神病、アルコール依存症、薬物依存症、境界性パーソナリティー障害、解離性障害、摂食障害、知的障害、不登校などです。
- ストレスがたまって気分が悪い
- 気分が沈み、意欲が低下し、何も楽しめない状態が続いている。
- 落ち着かない、突然家から出て行ったり、意味不明なことを言う。
- 人間関係がうまくいかない。
- 子供が学校に行きたがらない。
- 養育やしつけのことで困っている。
- 過食や拒食で困っている。
- 物忘れがひどくて困る。
- 眠れない。
- 体調は良くないが検査では異常ないと言われた。
- 胸(心臓)がドキドキして、呼吸が苦しくなり、強い不安におそわれる。
- 自分でもこだわりすぎだと思うが手洗いを何度もしないと気がすまない。家の戸締りを何度も確認しないと外出できない。
- 人前で異常に緊張してしまい、人前に出ることを避けようとしてしまう。
- 飲酒問題で困っている。
- 知能検査をしてほしい
まず患者様と御家族が統合失調症についてよく理解することが重要です。そしてお薬をしっかり飲むことが治療の基本です。しかし、お薬によって手の震えや、ろれつがまわりにくくなる、眠くなる、足の運びが悪くなる、体重が増加する等の副作用が出現する場合があります。このような場合は主治医に相談していただき、できる限りその患者さんに合ったお薬を調節します。当院では統合失調症の心理教育プログラムを行っており、家族教室を定期的に開催しています。外来通院、入院に加えて、通所リハビリであるデイケアやグループホーム等の入所施設を利用することが可能です。訪問看護も活発に行っています。統合失調症をトータルにサポートする体制が整っています。
アルコールに患者さんの精神が支配されている状態であり、もう一切飲酒しないと本人が決断することが必要であると説明します。断酒会等の自助グループに参加することをすすめます。また、当院での50日間のアルコール治療入院プログラムをおすすめします。プログラムではミーティング・読書会・勉強会・断酒会への参加等を行います。プログラムを始める前にはアルコールを体から抜く必要があり、数日間慎重に体調を観察することが必要となる場合があります。このため全体の入院期間が50日以上となることがあります。本人の自発的意思により入院することが原則であり、プログラム中は原則として外出は自由です。本人にアルコールをやめる意志が無い場合は無理に入院させても退院後にまた飲酒トラブルを引き起こす可能性が高く、入院治療を原則的にお断りさせていただいております。ご家族がアルコール依存症とその援助の仕方について理解することも重要です。家族支援プログラム (CRAFT) のご利用が可能です。入院はしたくないという患者さんには、外来でのアルコール回復支援プログラム(毎週日曜日)への参加をおすすめします。
アルコール外来